天ぷらうどん

GubiMusha

18 才の頃、福岡で暮らし始めた。当時は、今ほど交通が発達していない時代で、札幌(千歳)〜福岡の直行便は 1 日 1 本だけだった。情報も少なく、福岡の知識といえば東大一直線レベル。こち亀での亀有の知識とは比較できないほど低レベルだった。

うどんを食べに行くのがマクドナルドに行くと同じくらいの感覚なところは、福岡で驚いた点の一つ。「うどん食いに行かんね?」と誘われるのだ。そもそも札幌で友人と「うどんを食べに行ったこと」がない。百歩譲って蕎麦を食べに行くくらいか。

福岡で初めてうどんを食べに行ったのは、大学の寮で夜中に先輩が「うどん食いに行かんね?」と言われた時。関西以西は出汁が薄い色ということは知っていた。寮の近く(でもないが)のうどん屋に行った。メニューを見ると天ぷらうどんが 400 円しない。なんて安いんだろうと感動した。迷うことなく天ぷらうどんを注文した。しかし、やってきたうどんに海老天は載っていない。さつま揚げ(つけ揚げ)が載っている。先輩に聞くと、福岡では天ぷらうどんに載っているのは「揚げかまぼこ」であるということだった。

そして、丸天・角天を教えてもらい、ごぼ天の素晴らしさについて、うどん屋におけるかしわ飯についての話を聞き、初めての福岡うどん体験は終わった。

自分はその後、ごぼ天とかぼちゃ天にハマり、福岡のうどんにハマってしまいました。後輩に、うどん屋では「オバちゃん、ごぼ天とかぼちゃ天載せて。かしわ飯も頂戴!」以外のオーダーしないですねと言われるくらいだった。

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